正直な話、無駄だらけだと感じませんか?
もくじ
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会議や仕事に関して
景気回復にも言えることですが、誰かが何とかしてくれることを期待して停滞した状態です。
なくすのは難しい
西洋では、ローマ文明を滅亡に追いやったがためにある深刻な悩みに煩わされ、それを根本解決するのに約10世紀費やしました。
国レベルで抱えている問題の解決というのはヘタすればそれだけの期間を要するほどのものだと想像しても大げさではないことを歴史が証明しています。
世界史に学ぶ
この記事でも紹介しましたが、特にパリをはじめとするフランスの大都市圏は特に荒まじいものがあります。
対策を講じても講じても雪国に積もった雪のごとく汚物が積みあがるような有様が解決することはなかったと言うからたまったものではありませんね・・・
他国と比べたらどうなのだ?と言えばどんぐりの背比べ程度の話でヨーロッパ中の都市がそのような状態だったと言います。
無駄な発明を繰り返した10世紀
中世以降の西洋人の公衆衛生に関する文明が先史レベルへの退化を起こしてから10世紀レベルに追い付くまでおよそ10世紀・・・実に無駄な発明が沢山されました。
マント、ハイヒール、シルクハット、ボンネット、日傘、都市清掃員刑、豚による処理(結局豚の消化管を通じて出ていくだけでなく、彼らが暴れることにより怪我人が増えただけに終わったと言う本物の無駄)、オーバーシューズ、汚物処理に関する様々な法令(ローマ時代でも妥協案が成立したほど)、香水、オープンカフェなどでお馴染みのサンルーフ、香水、フープスカート(椅子一つを下に収めることが出来るでっかくて面積をとる長いスカート)・・・枚挙にいとまがありません(^_^;)
これらは上下水道を都市に巡らせることで、必要に迫られて発明する必要がなかったものたちです。法令すらも。
ローマ帝国時代から「規制万能説=無駄」は10世紀以上たっても人類が学べていない事象と言う有様・・・「規制万能説抜きで物事を解決する」という考えを持つ人間のみが現代人と呼ぶにふさわしいとすら思えるほどです。
余談ですが、水洗便所こそなかったものの、上下ともに水道が巡らされた上で、肥料として汚物を能動的に処理する衛生業者が完備されていた江戸は19世紀でもっとも人口を抱えながらコレラや衛生問題に頭を抱えるロンドンなどを尻目に世界で最も衛生的な世界一の大都市として栄えていました。
おわりに
つべこべ文句を言う前に体を動かす以外に選択肢はありません。