「子ども節税というのはどうだ?」←税金は減るけど、負担そのものは増える件について

倹約家なオタク・重オタクプロブロガーのとも提督です(・ω・)ノ

今回は、あまりにもひどい税収確保プランを語っている議員さんがいるというニュース記事を見て勢いで記事を書きました。

もくじ

・もくじ

・子ども節税という「インパール作戦」

・少子化より高齢化に対策を

・「国民の常識を変える」という壁

・新事業と酒税・たばこ税・ソーダ税で

・おわりに

すぽんさーどりんく

[su_button url=”http://t-fleet.jp/2016/12/29/kijily” style=”stroked” background=”#d60a08″ color=”#ffffff” size=”15″ center=”yes”]ミニマリスト×音楽×ブログ[/su_button]

子ども節税という「インパール作戦」

インパール作戦とは

大戦末期の状況下でぎりぎりな補給線を無視した内容でインド北東部の都市「インパール」を攻略することを目的とした大日本帝国陸軍による大規模作戦。
あまりの内容の杜撰さと無謀さに内部でも強硬な反対があったにもかかわらず牟田口中将によって強行され16万人の人命が無謀な作戦によって無駄死にとなった故事。

今回、議員さんが家庭に提案しようとしている「子ども節税」プランも相当ずさんで無謀なのでインパール作戦に例えました。

提案した人間は家計負担そのものが見えていない

まず、大衆にとって重荷となってるのは「高い物価」「低い上に上がる見込みのないお給料」「子どもの食費と教育費と必須となる塾代」「保育園足りな過ぎて共働き家庭が回らない」「親の介護費用」「夫婦ともども過重労働」・・・と、列挙すればこれだけの壁があります。

親の介護というのは避けて通りませんが、社畜社会として日本の社会を構築したせいで「介護事業所に面倒を見てもらう」必要性がどうしても出てきます。 薄給で膨大な時間外労働を夫婦そろって供出しなければ家計一つ回すのに苦労する中で親の面倒も見ていくわけですから、そこに「子供の面倒を見てもらう」費用や時間の捻出を望むことはできません。 節税したって家計の負担増なのは言うまでもありません。 「いい会社に入っていいお給料をもらって・・・を実現するためにいい学校を」という学歴社会から抜けきってないしそれがなくなると困るのは多分、提案する側の人たちでもあるはずです。

少子化より高齢化に対策を

ぼくはまず、介護保険や年金、生活保護といった固定費的な歳出を減らすことから着手する方が現実的だと思います。 家計だって「増やしながら無駄を削る」ことが求められますから。

無駄事業と無駄な食い扶持を削れる

「介護」という金銭的&時間的&非生産的な問題でありながら長時間低賃金労働の温床となっているものを国民生活から排除しなくてはなりません。

介護事業を排して安楽死請負業を創設する方向で解決を目指すことを提案したい。
「十分すぎるほど生きた」「子どもの負担になりたくないけど死ぬ自由もなければ自殺では保険金も渡せない」という長寿命化・健康寿命の頭打ちなど、ニーズはあると思います。 65歳以上と言ことで労働人口ではなくなり、「サラリーマンしかしてこなかったからそれ以外で稼ぐ能力や術を知らない」、「年金にぶら下がるしかないうえ、その年金そのものがこれから老後の生活を支えられないものになっていく」となればどのみち必要な措置になってくるでしょう。

合法的に認められた安楽死事業なら命を終わらせるだけの手間で済むので一人当たりにかける費用と時間は顧客も売り手も低く、顧客の家計にとっても国にとっても固定費削減につながるので、採用するメリットは十分大きいでしょう。

専門性の高い技術者に関しては技術の伝承要員として確保。 そのために定年という枠を専門職からは撤廃することも忘れてはなりませんね。 技術は日本の宝ですから。

過密すぎな日本の国土に余裕を。

一説では日本列島という土地で養える人間の数は3000万程度が限度ともいわれています。 現在1億と1千万程が暮らしている状態なので過密すぎるわけです。

子供と老人という「家計を削ることしかできない」存在をダブルで抱えさせて税金だけを上手いことむしり取って国民をますます消耗させるよりは、「増えすぎて困る・既に困り始め、投獄目的の軽犯罪犯罪などの実害が出てきている」といった問題の巣窟である「高齢化」を解決してしまう方が急務です。 4人いれば1人は老い先短く生産不可能な人間です。25%を削って生産人口の方を上げ、歳出を低燃費化しつつ生産力の相対的向上を狙った方が現実的なプランではないでしょうか。

「国民の常識を変える」という壁

先ほども少し触れましたが、「上司より先に帰るな」学歴社会」「就職ありき」なサラリーマン社会の常識は子供を育てる環境にあまりに不向きという点は非常に大きな壁です。

高学歴が当たり前の「学歴社会」という壁

「いい会社のためのいい学校」となれば1000万円は子供が成人するまでにかかりますし、実家に居座るというのであれば負担の冗長化は必至。 会社もサラリーマンだらけで思考停止してるから学歴で選ぶ会社はまだまだ残るのではないでしょうか。

さらに、都合よく搾取させてくれる「サラリーマン」を確保したいという考えから脱却できない「搾取に依存してきたタイプの富裕層」にとっても「そのツケを払う」か「新しい搾取方法を考える」かを迫られてる段階ではないでしょうか。

サラリーマンのオワコン化とサラリーマン教育と本質に気づかない羊

サラリーマン教育という無能化教育が推し進められ、減反政策で耕地面積ごと農家を減らして外国からの輸入で国交正常化を維持しつつ搾取元のサラリーマン世帯を増やすということが高度成長期くらいからずっと続いて来たわけで・・・それをずっと続けてきた結果、技術革新や医療の発達も相まって長寿命化し、今の生産人口では負担しきれないくらい老人が増えてしまった状態になってしまったのです。

新事業と酒税・たばこ税・ソーダ税で

安楽死商売という新しい産業を起こし、税金は肥満や病気の元になる酒やたばこ、それから米国ではすでに大問題になっている「栄養失調低所得デブ(軍属にもなれないレベル)」問題を引き起こす安価で低湿で炭水化物と化学物質しか詰まっていない食品や飲料水(特に炭酸飲料)を未然に防いで生産性を落とさないように手を打つ必要もあります。(それでも手を出すバカは一定数確保されるので税収は上がる。)

このように・・・常に王手飛車どりみたいな感じで1手で複数の問題を健康的に改善することを考える必要があります。

おわりに

搾取に走ったつけというのは何らかの形で巡り巡っていくもの。 「それをずっと続けるために子供を・・・」なんて考えには賛同しかねます。

家計にも言えることですが、節約「にも」目を向ける意義は大きいです。 例えば、話題のSIMとスマホがセットで1,470円(税別)/月からみたいな「格安SIM」で通信費を浮かせる・・・みたいな感じで♪