ロボットアニメが教えてくれる「生産性の低い社員」問題の意外すぎる解決法

ロボットアニメが教えてくれる世の中の「おかしな」ところ

ガンダムだけでなく、ロボットアニメ全般が大好きな重オタクプロブロガーのとも提督です!

今回は量産型な学生やサラリーマンを皮肉った記事に続き、ロボットアニメを通して世の中を斜に構えて見た系の記事を書いていきます!
扱う問題は「日本企業の生産性」についての問題です。

[su_box title=”もくじ”]

・ロボットアニメと人材市場

・【負けパターン】機体性能に頼り過ぎ

・【高性能機体あるある】乗り手を選ぶ

・乗り手役と機体役

・おわりに

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ロボットアニメの世界観と人材市場

デジャヴ。

以下の点で、ロボットアニメと労働市場における雇用側ニーズと被雇用側のミスマッチの図が非常によく似ていると感じたのでオタクらしくロボットアニメあるあると共に、そのミスマッチについて掘り下げてみました。

【負けパターン】機体性能に頼り過ぎ

負けフラグ

ロボットアニメでも、機体性能に頼り過ぎてやられてしまうパターンと言うのは「典型的な負けパターン」として描かれています。

例えば、勇者特急マイトガインの悪の首領の1人として登場するヴォルフガング。
彼の発明するロボットは高い性能を誇り、よくマイトガインを苦戦させます・・・が、ライバルである雷張ジョーが駆る飛龍・轟龍(ともにヴォルフガングが開発)以外は全て1話で撃破されてしまいます。特に飛龍(ライバル・雷張ジョー搭乗)とメガソニック8823(飛龍の上位機種・ヴォルフガング搭乗)でそれがはっきりと描きわけがされています。
ヴォルフガングは、飛龍を駆るジョーにマイトガインを痛めつけさせ、マイトガインが弱ったところで登場しメガソニックの圧倒的機体性能でマイトガインを鉄くずにする!・・・つもりでしたが、マイトガインとの真剣勝負を汚されたことにキレたジョーの裏切りに遭い、とどめを刺すのを妨害されます。
そして、そのスキを突いたマイトガインに返り討ちにされる・・・という結末を迎えます。

他にも、改造機を操るザコ敵が腕の差で原型機を操る味方キャラに敗れ去る・・・という描かれ方もベタですね♪

現実世界でも、やたら高学歴な人材を集めたはいいけど、会社による教育がいまいちだったせいで飛びぬけて会社の生産性をアップしてくれる人間が5656揃うどころか月並みな人間の集団に埋没し、会社にぶら下がられてしまう上、飛龍だけをまんま持ち逃げされたヴォルフガングのように、傑出した人材も会社に愛想を尽かして独立やら転職やらで逃げられてしまう・・・という悪夢そのものなパターンは、「機体性能に頼り過ぎたキャラクター=ロボットアニメのベタな負けフラグ」がそうであるように、あまりにありふれた光景ではないでしょうか(^_^;)

【高性能機体あるある】乗り手を選ぶ

この程度のGに、身体が耐えられんとは・・・!!(←注:12G。致死量より3G多い)

ガンダムOOのワンシーン。12G下でガンダム相手にドッグファイトを繰り広げるライバルキャラ、グラハム・エーカーの台詞です。

高性能と引き換えに致死量を超えたGをカラダにかけてくると言う悪魔のような機体「(グラハム専用)ユニオンフラッグカスタム」を駆るグラハムがここでは描かれています。
耐えるとかそういう次元じゃない領域で戦闘が出来、ガンダムをたじろがせる活躍をした上、撃破されずに対ガンダム戦から機体ともども生還するあたり、この機体はまさに「グラハムにしか扱えない怪物」です。

何が言いたいのかと言えば、「グラハムしか扱えない怪物」的なポジションの人材「誰でも扱える」と勘違いして「従業員の生産性を上げろ!」とバカの一つ覚えのように言う見当違いのことを言う日本企業経営者が多すぎるその様はあまりに滑稽だということです。

主人公やライバルは汎用機でも無双できる

ガンダムWのヒイロ・ユイなんかもいい例ですね。
ヒイロはなぜか自分用の高性能機・ウイングガンダムを何のためらいもなく自爆させることに定評のあるガンダム主人公ですが、劇中で「ザクポジションの量産機(やられメカ)」であるリーオーを鹵獲して敵のリーオー部隊を相手に無双するというエースパイロット振りを見せます。
他にも、ゾイド(無印・GF編)の主人公・バンが鹵獲したレブラプター(GF編でのザクポジション的なメカ)で敵のレブラプター部隊相手に無双したり、彼のライバル・レイブン(精神喪失中)が軍の基地に侵入し、その辺にあるテキトーに目についた機体に勝手に乗り込み、無双しては使い捨てを繰り返し、最終的に基地を壊滅させるという活躍が描かれたりもしました。

逆を言えば、乗り手次第なところの方が大きい、というのも会社経営や上司として部下を率い事業の一翼を担うといったビジネスマン要素と似ているのではないでしょうか。

乗り手役と機体役

=操り手と手足

会社にとって従業員は機体。乗り手は経営者。
部署単位で掘り下げてみれば、上司にとっては部下が機体で上司が乗り手・・・と考えられなくはないでしょうか?

日本企業の生産性低下問題の原因を、従業員や部下に求めてしまっており、その視点から抜け出せないために同じ問題に足踏みし、消耗すると言う図式が成り立っているようにぼくは思えてなりません。

「機体性能を引き出せるパイロットがいないために、いくら性能の高い機体を揃えても、乗りこなせずに無駄にしてしまっている」とロボットアニメ解釈で、生産性の低さに頭を抱えるという問題の原因を経営者や上司サイドの能力不足だと指摘したいのです・・・が、自分の非や力不足ほど認めるのが難しいものもそうそうないというのもまた事実。
そうしてしまうだけの罠が能力不足な上がごろごろ転がってるのと比例するようにたくさん身の回りには転がってますからね(^_^;)

おわりに

アニメがときどき風刺に見えることもある

作品として純粋にアニメを楽しむ自分と、うがった見方をしてしまう自分がいます。今回はうがった視点で見た記事を書きました。
ロボットアニメのワンシーンを日常とひもづけしながら見てみる、と言うのもなかなかいい勉強なのかもしれませんね。 個人的には装甲騎兵ボトムズ(特にクメン編)なんかもオススメです!

「問題が起こった時はまず自分に問題が無いかを振り返る」と言う姿勢はいくつになっても忘れないようにしたいものですね。

すぽんさーどりんく
 

 

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