消費生活センターに寄せられた仮想通貨関連の相談を3つに分類してみた

1月組:億り人になるつもりがが逝くり人として終活はじめることになった!どうしてくれる!?

この手の相談が相次いで国民生活センターやら消費生活センターに寄せられているのだとか。

新聞記事にもなっていますが、どうもあいまいな表現でしかその事案を取り扱おうとしないところにモヤモヤを禁じえないですね。

そんなわけで、ベタな相談内容を3種類に分けて俯瞰してみることにしました。

2018年1/26にコインチェックがXEM580億JPY分をGOXしたため、別記事に差し替えました(18/1/27)

[outline] [su_box title=”あわせてよみたい” style=”soft” box_color=”#f5502b”]
  1. 電話で仕事する人間の頭は腐っている(真顔)
  2. GOXされた日は二郎系のニンニクの香りに包まれて瘴気を払おうじゃないか!
  3. 他人は裏切るものだ。とリスク商品が裏切るのと同じように。
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投資失敗で消費生活センターに走るトンチキ大杉w

量産型の無知が消費生活センターの職員を過労自殺に追いこむんじゃ・・・?

過去に架空の金投資商法で2000億円をだまし取った豊田商事事件というものもありました。

豊田商事事件の被害者救済についてですが、管財人の個人的な努力で豊田商事が浪費した額を可能な限り税金まで含めて1/20は回収したものの救いはほとんどなく、テレビカメラの前での首魁の公開処刑(私刑)と泣き寝入りを強いられる形で決着。

駄菓子菓子、仮想通貨に関する相談を見ると投資そのものがいまいちわかっていないままに怒りを振り撒いてる人が多いようにも見えるますね。

新聞も購読者増加を目論んだキャッチ―さばかりを押し出した事例集を紙面に乗せるなど雑な資料作りをしている有様。

そこで、相談事例を分類した上で、問題点について整理してみることにしました。

 

【消費生活センターへの相談1】悪徳マルチ詐欺系事案

セミナー商法や怪しくギラギラした人々からの勧誘系

セミナーももちろんですが、ファミレスや知人宅での「意識高い人による勧誘」を必要とする旧来のア〇ウェイ、ねずみ講的な入口は基本的にダウトですね。

ア〇ウェイの勧誘でもしない(法規制に従う形で作成されたガイドライン上、禁じているが違反する勧誘者もいる)「必ずもうかる」といった禁止ワードを使い、「(借金をしてでも)その場で契約する」よう執拗に煽るのも悪徳事業者の特徴です。

仮想通貨の勉強は特定の組織下でやるのではなく、情報収集からすべて自己責任でやるのが望ましいでしょう。

始めるのならば言いわけできる余地をトコトン排除した環境のもと公的機関の認証を受けた事業者でのみ買い付け・交換を行うのが望ましいですね。

投資は自己責任。
組織も組織の権威も守ってくれない、なんてことは社畜やってれば痛いほど良くわかる話ですよね?

[su_box title=”対策” style=”soft” box_color=”#000080″] 何らかの権威の下で投資や事業を始めようとするべからず。
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【消費生活センターへの相談2】Gox系

預けたのが不正アクセスでもってけされた!!

悪いのは泥棒とセキュリティがザルな取引所が9:1、といったところですね。

取引所に金が集まった時点でサイトも会社も畳んでトンズラというやり方から外部からハッキングをしかけて取引所のコインを洗いざらい盗むやり方まであります。

自衛手段をちゃんと用意することと、公的機関の認証がある取引所の利用に絞ること、消し炭になっても文句がない程度の額のみを取引所に残す、くらいでしょうか。

最低限、各コインの公式サイトからDLできるメイン銘柄用くらいはPCウォレットを用意しておきたいですね。

[su_box title=”まとめ” style=”soft” box_color=”#000080″] 消費者に責任はないが救済がないのも事実。 取引所からがっぽり盗まれるリスクを承知の上で自衛策を「予め」用意しよう。
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【消費生活センターへの相談3】チャイナショック系

【今さら聞けない】いろは坂の猿でも3分でわかる「デフレ」とは?

(頭沸いてるんじゃね・・・)投資は自己責任ですよ?

購入者の頭に問題があるパターンです。

初期の頃は銘柄の賢い買い方すらわからぬまま高掴みするのも当たり前ですし、どこかの国が突然に強烈な規制などの値下がり材料を放り込んでくるのもまた当たり前なのです。

仮想通貨に限らず、普通の株でも起こりうることすらわからずに狼狽されても困ります。

仮想通貨も金も株も保険証券も米ドルすらもリスク商品です。

リスクのない投資をやりたいなら「投獄リスクを背負って」インサイダー取引に手を出すくらいしかぼくには思いつきませんね。

消費生活センターがCCgox事件を救えないのと同じようにぼくも上が皮肉とわからない人を救う力はありません

 

おわりに

【学生必読】学校で教えられない「お金」を勉強しないのはヤバい

幼稚園からやり直せ、と言えない悲しい日本の金銭教育事情

何故かと言えば、円環の理や輪廻の門を何度巡ろうと日本の公教育をパスしたところで日本でのお金の知識を身につけることは不可能に近いから、なんですよね。

学が足りない人に「小学校からやり直せwww」って言えてもお金に関しては自分で学習することが必須となる環境にあるので、小学校でも幼稚園でもママのおなかの中でも適切なロードポイントとは言えないんです。

新聞で紹介されてた事例に70歳のおじいいちゃんが「500万を仮想通貨に変えたら値下がりしやがった!」と消費生活センターに泣きついていることからも投資の概念やリスク商品の買い方を理解しないまま年をとっているのが今の日本人のスタンダード。

日本人という人種単位でぼくらはリスク商品に対する正しい理解を修める必要があるということを仮想通貨は教えているのでは?と痛感します。

すぽんさーどりんく


[su_box title=”あわせてよみたい(入門者向け・貨幣経済と投資)” style=”soft” box_color=”#f5502b”]
  1. デフレから学ぶ貨幣経済の基礎(カリキュラム1)
  2. 日本円一辺倒が危険な理由(2)
  3. 投資とギャンブルの決定的過ぎる違い(3)
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