鉄道自殺(グッモッチュイーン)って予想が現実に追い付いてないヤツが多すぎるから減らないんじゃね?
「わけのわからない病気のために死にたくなるなら会社なんて放っとけ。石にかじりついても休め。」
ぼくは一貫してこういう意見の持ち主です。
鉄道自殺なんてものは実行犯の理想が現実に遠くかけ離れていると知らないために実行されるものです。
しかも、実行犯は最期まで「こんなハズじゃなかった」で幕を閉じると相場が決まっているものです。
そこで、予備知識を深めることによって一人でも多く誰得な「誤った鉄道利用」をしないように予備知識を詰め込めるだけつめこんでみました。
[su_box title=”もくじ” style=”glass” box_color=”#000080″]- グモッチュイーンのイメージ
- バラバラぐちゃぐちゃにならない場合がある
- バラバラぐちゃぐちゃになる場合とは?
- リアルな「苦痛」について
- (成功と言えるものも充分だが)失敗パターンはもっとヤバい
- おわりに
グモッチュイーンのイメージ
当たったらボールのように跳ね飛ばされる?
多くの人は人身事故現場のイメージはスマブラの吹っ飛びモーションをイメージされるでしょう。
それは主に車のボンネットに乗り、接触した人間が跳ね上がる場合をイメージし過ぎてるために起こる誤りです。
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電車の場合は空中衝突であってもほぼ絶壁の平面が衝突するので跳ねることはありません。
フロントガラスや貫通扉にめり込んだりします。
めり込まない場合は停止後に剥離します。
衝突の衝撃により一瞬で逝けるから楽だと言う認識もあるかもしれませんが成功確率そのものが奇跡的な数字なので凄惨な苦痛を前提とすることになります。
数理学がこういった幻想を打ち砕いてくれるという内容の素晴らしいコラムを見つけたので、1編10頁におよぶ長い内容3本分を凝縮してみることにしました。
バラバラぐちゃぐちゃにならない場合がある
それは空中衝突に成功し、車体にリアルなダメージが残る場合。
ただし、これは先述の通り不可能に近い。
バッティングセンターでド素人(鉄道自殺は1回しか味わえない前提なので)確実にボールを当てるどころの難しさではありません。
デリケートな衝突までのさじ加減、助走距離など綿密な計算が必要だし0.1秒単位のち密な計算なしにそれはほぼありえないのですから。
奇跡をアテにする必要があることほど心細いの無いものもそうそうないですよね?
「理想の」飛び込み自殺は想像の遥かナナメ上をいく難易度である理由
バラバラぐちゃぐちゃになる場合とは?
踏切グモによって起こる連続切断+αはリミット技の連続剣ってレベルじゃない
鉄道軌道というのは電車の車輪(車体全重量約40tの1/8=5t)を支える支点がレール上の1点に集中して上に乗るように作られています。
少々ぶれようと季節変動でレールが知覚できないほどかすかであるものの膨張や収縮を起こそうと難なく営業運転ができる理由でもあります。
支点には5tほどの力が常にかかっているため人体なら脱線することなく切り刻むことができます。
しかも斬撃回数は停止まで約10秒間におよそ8回。
それに加え、ブレーキバーなどの突起物によって自殺者はドリブルされるように電車の床下で翻弄されます。
よって、踏切グモのような形で下に入り込んで凄惨なバラバラ死体になることが約束されたように発生するのです。
そうなった場合、回収班の苦労もまた凄惨なものになります。
パーツが揃うまで接触点から30mほどの範囲を捜索しなければならないのですから。
リアルな「苦痛」について
そりゃ社畜地獄に比べれば刹那的な単位かもしれないけどさ。
痛みを覚える感覚というのは破損個所が自然治癒での収拾不能レベルであることを知らせるアラート機能です。
そこに本来あるものが無くなるレベルのものを脳は自動演算により表現するのですからこの世のものとは思えない痛みを味わうことになるでしょう。
首・胴体・頭部がスッパリ飛ばない限りは長い苦痛を散乱した自分の体を見ながら死を迎えることになります。
3つの要点がものの10秒の間に切り刻まれる確率が100%でない以上、長い苦しみが避けられないことを認識する必要がありますね。
うん10分も「実は生きていて」回収後の袋の中でゆっくり死を迎えるとかありえないですよ。
すっぱり消えられるなんて理想からは程遠い現実しか待っていないのです。
(成功と言えるものも充分だが)失敗パターンはもっとヤバい
無関係な人をまきこんだりするリスクもある
脳挫傷するまで数分間生きた上、その過程で傷つける意図のない人間を無用に巻き込むことにもなります。
ただの骨折の末に盛大に怒られた上に社会的に死ぬ、なんてこともありえます。
誤った鉄道利用で利得(主に死という名の果実)を得ようなんて考えは捨てましょう。
望む結果など手に入らないのだから。
おわりに
無理ばかりを重ねた結果、身心を病み、判断が歪んだ状態で定刻出社の為に身も心も刻んで置き去りにする。
それが一般社会の常識だ。
無駄な苦労を悪徳マルチの在庫自爆のごとく買い漁ることが。
自殺志願者は最期の瞬間だけスポットライトを自分に向けさせる為だけに鉄軌へ飛び込むのかも。
— とも提督@重オタクブロガー (@tomo3000sf) 2017年10月12日
自分の方を向いてくれない。言葉なんて聞こえない。
電通の自殺もそうですが、自殺者には自分以外の存在や都合なんて認識なんてできませんよ。
常人には想像が及ばぬくらいの心神喪失を味わっていて自分のことや所在すらおぼついていないのです。
こうなる前の段階で止められていなければ自殺なんて防げないのですが、そもそもその前段階なんて誰も心配しないのですよ。
周囲の人間が確信を持った時にはすでに手遅れ状態なもの。
勤めていて体調がおかしくなったり目が血走ったりしだすようならどんな一流大企業に勤めていようとその職場を去りましょう。
潰される前に逃げると言う損切りによってでしか鉄道というインフラは守れないのです。
周囲も周囲でみんなと同じように厳しく接するよりも積極的に逃げることに対してもっと寛容になりましょう。
このストレス社会に生きているだけで十分な命の脅威にさらされているのですからね。
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