コンビニ業界の闇と貪欲と血染めの金。
うなぎと恵方巻きは卒業し、クリスマスケーキやおせちは自作派の料理男子、重オタクリア充のとも提督です。
18年節分に「もうやめよう」というキャッチコピーと一緒に恵方巻の大量廃棄が話題になりましたね。
料理男子としてモノ申したくなり、衝動的に記事にしました。
コンビニに季節商品の侵入を許さないよう、消費者のぼくらができることを読者の人が考えるきっかけになればうれしいですね。
[outline] [su_box title=”あわせて読みたい!” style=”glass” box_color=”#ff4500″] [/su_box]「恵方巻き、もうやめよう」をこの一件で終わらせるな!
【恵方巻き過熱「もうやめに」】大量廃棄が問題視される恵方巻きを巡り、兵庫県のスーパーが「もうやめにしよう」と一石を投じるチラシ。「食品ロスを少しでも減らすことができれば」。 https://t.co/dS6HD3Aztm
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年2月5日
行き過ぎた利益追求の見直し
大手量販チャンネルでの廃棄を前提としているとしか思えない過剰生産は過去にもしばしば問題となることもありました。
18年の恵方巻きが「兵庫県のスーパーの広告」によって大きく取り上げられることになったのは記憶に新しいことでしょう。
コインチェックの「過度な利益追求(顧客資産の保全より先にCMに金を使った)」一件も追い風になったのではないかと。
恵方巻きの大量廃棄。今年も問題になっています。一体、なにが問題なのか。現場を取材しました。https://t.co/mf4m4HvJfD pic.twitter.com/oLbpFJCynN
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2018年2月3日
拝金主義者チックなぼくでも利益追求のためとはいえ、食べ物を廃棄する暫定の販促活動には賛同しかねます。
日常の弁当も「廃棄」が出る
16kg・1.5諭吉のロス/日という
恵方巻きを始め、クリスマスケーキやうなぎなどの季節商品に至ってはあまりに数が多すぎて河川に不法投棄する店すらあるんだとか。
「通常の処理同様に豚のえさにならない分が出るほど」というのは料理男子としては許し難い。
食べ物は命でできています。
それを平気で廃棄する前提のシステムを構築する者はどれほど醜悪なのでしょう?
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クリスマスケーキの自爆営業と廃棄という名の闇
バイトしている学生諸君。
・クリスマスケーキや恵方巻き,ウナギの売れ残りを買わされた
・万引き被害の補填をさせられた
・皿を割って天引きされた(天引きは違法。実費請求は可)喜んで支払いましょう。2年以内に労基署に訴えれば,労基法114条に基づいて倍になって返ってくるのですよ。
— 【厳選】文字だけツイッター速報 (@moji_twi) 2018年1月28日
利益過剰追求の本部とコンビニ勘定の闇そのものだった
かつて、クリスマスケーキやチキンをバイトの子にノルマを課して強制的に「購入」させる店舗がたくさんあることがSNSを中心に話題になったこともありました。
コンビニオーナーを叩く声もたくさんありましたが、そこまでしてでも売らなくてはいけないもっと裏側のダークな部分があったことをぼくらは知る必要があります。
コンビニ本部はオーナーに買わせた時点で利確できるのがコンビニ会計システムです。
商材は売価100円の商品・仕入れ値70円を10個仕入れて売上げ8個という状況で例えます。
[su_box title=”コンビニ会計の特殊性” style=”glass” box_color=”#000080″]- 800-700=100を40:60で店と本部が利益を分ける(通常会計)
- 800-70(10-2)=240を96:144で分配(コンビニ会計)
- 2個はオーナー負担なので96-140=-44が実質的なオーナーの利益
本部は144円の利益をしっかり確保しつつ44円分のババをしっかりFCオーナーに引かせて損失が出ても着実に本部が利益を上げるシステムです。
オーナーに大量発注させることさえできれば、店が潰れようが本部の負けはなく、廃棄が大量に出ようがオーナーが血みどろ死体になろうが利益は上がるのです。
FCオーナーは血眼になって売らなくてはいけない状況ゆえ、バイトの子に自爆営業すら強いるのはある意味当然の業界模様だった、というわけなんですね。
[su_box title=”まとめ” style=”glass” box_color=”#000080″]命を蹂躙しても本部には傷一つつかない。
食い物とFCオーナーとバイトが腹を切ろうと本部にとって対岸の火事でしかない
[/su_box]
いのちの廃棄は心が痛い~オピニオン~
忙殺の末に冷蔵庫で食材を腐らせた時は心が痛む
閑散期すら定められた時間に出社して帰るけど、社内ニート化していることも多いぼく。
消耗的な日々に疲弊していれば精神的な疲れの影響はバカにならず、ケガすることもあったし朝昼は頭にモヤが掛かったような状態がデフォ。
そんな状態だと、食材管理に致命的なバグが発生してしまうこともあります。
どんな事情が背後にあろうと腐って廃棄するしかない料理や食材を廃棄する時は心が痛みます。
「食材廃棄をこれ以上しないためにも早く今みたいな消耗を前提とした稼ぎ方から脱出しなければ」と、涙を力に変えるものです。
ぼく自身お金は大好きですけど、人でも食材でも糧になるものはしっかり糧にして自分の明日をより良いものにしたいと思い、日夜ブログ記事を書いてます。
稼ぐために「命と糧を無駄にする」ということだけは合理主義者としてのぼくと料理男子としてのぼくはとても許容できません。
[su_box title=”まとめ” style=”glass” box_color=”#000080″] 恵方巻きはもう買わない。うなぎももう食べない。クリスマスケーキは最初(ハナ)から自作すると決めている。[/su_box]
おわりに
うなぎと恵方巻きを食習慣から廃してよかった
クリスマスケーキについては作る喜びを味わうためにも自作するとぼくは決めています。
うなぎも、夏バテ解消なら肉と甘酒があるのでただのぜいたく品扱いにしたこともあり、17年夏をもってうなぎを卒業。
コンビニから季節商品を消すためというわけでもないですが、ぼくの判断がこんな残酷な命の使い方を減らす一翼を担えているならぼくは嬉しい。
特にうなぎの廃棄は許せませんね。
絶滅危惧種を廃棄前提でコンビニオーナーすら自決に追いこむようなやり方で仕入れさせるのは横暴の極み。
口減らしするにしたって、うなぎや糧を巻き込むことは無いハズ。
遺憾の限りです。
[su_box title=”あわせて読みたい!” style=”glass” box_color=”#ff4500″] [/su_box]