悪を断罪する側だからと言って悪になって良いわけない。
食材を雑に扱う人間が大嫌いな料理男子、重オタクリア充のとも提督です。
今回は善良な消費者がやり過ぎては意味がない、と思いまして、自分の為の備忘録も兼ねて低評価レビューを書く際に気をつけたいことをまとめてみました。
悪いものを市場から除くため、という正義は重々承知してますが、「裁いてる悪人と変わらん」なんて事案は皮肉でしかないですからね。
[outline] [su_box title=”あわせて読みたい!” style=”glass” box_color=”#bbc8e6″] [/su_box]【急増中】これはレビューじゃねぇ、営業妨害だ!訴えてやる!
客と店の衝突が急増している
神戸の鶏肉料理店・鳥夢の過剰仕入れ炎上事件で、Twitterが紛糾したのは記憶に新しい。
酷評がラッシュしすぎて食べログも低評価コメを非表示にしている有様。
店内のイオンのカゴが盗品である(マイバスケットはピンク)など、余罪の追及が今もネット上では根掘り葉掘り進んでいます。
店側も、衛生観念の低さなど追及されるべき醜態を晒しているわけですが、追求側も好き放題に罵詈雑言を並べ立てているのも確かです。
この一件を見て、店側が逆ギレする事案が多いわけだと納得もさせられました。
そんなわけで、低評価レビューを理由に訴えられてもしっかり返り討ちに出来るように気を付けておきたいポイントを整理しておきましょう。
低評価レビューで誹謗中傷する前に知っていきたいタブー
正義の指摘を行う書き込みであり続けるために
「書き込みの内容が公共性・公共性に寄与しているかどうか」というポイントが重要になります。
わかりやすい例で言うと「店主がカルト宗教に傾倒しているらしい。早く潰れろ」は×で「空調が利いていないと指摘したら店員に暴言を吐かれた」→〇
前者は店主のプライベートだが、後者は身心への危険や快適な食事環境・熱中症対策といった仕事に関わるレビューなので〇です。
指摘するポイントはあくまで味・見た目・匂い、店内の環境、衛生、身の危険といった飲食店運営に関わる内容である必要があります。
カルト宗教を理由にする場合でも「店主から布教された。二度と来るか!」とか「宗教やネズミ講の勧誘を黙認する悪徳店舗。不快な思いをしたから行かない方がいい。」ならOK。
財産の心配をしながら食べる食事や、頼みもしてない勧誘の話や説法を聞きながらの食事が美味しいハズありませんから。(環境整備の放棄)
鳥夢の場合を例にしたOK/NG
・こだわりの料理というなら良かったけど、業務用ブロイラーっぽいし割高に思えた。あと店が臭かったから女誘うならやめとけ→OK
・発注ミスを理由に値引きしてる割にクーポン利用と同額とか客なめてる。 業務上のミスを反省する気が感じられない不誠実な店。俺は絶対行かない→OK
・鳥に生涯をかけた男の魂のこもった業務用冷凍鳥肉が味わえます。→OK
・清掃や食器の洗浄が行き届いていない。金返せ。腹下したら訴えてやろうかな。 行くなら食中毒覚悟で行くべき→OK
・イオンの買い物かご盗むな→△(警察に110番通報が最善)
・人の良心につけこんだ悪徳商法をやるゴミがやってる店→NG(おぅ、詳細書けや)
・店主か又貸しした香具師、息子にタバコ吸わせてるンゴ→NG(店と関係ねェwwwあと、警察でおk)
[su_box title=”まとめ” style=”glass” box_color=”#000080″] 職務放棄を指摘するのはOKでも、美味しく安全に食事するにあたって何の関係もないことをレビューに書きこむと名誉棄損(犯罪)になる。[/su_box]
レビューされる人間の悪を暴く立場だって悪になり得る
不平等な話ではあるが、それでもレビューする側は正しく在りましょう
確かに、糾弾される側は業務ミスを反省してないような「割引(笑)」やら衛生ガン無視の店づくりをするなどやりたい放題しています。
犯罪者が法律というルールを破って人を殴ったり蹴ったりしてるのと同じでルール無用でやりたい放題やってるから糾弾されているのです。
同じように情報取得の為に法令違反の手法で粗を探してそれを使って攻撃を加えたら同類なんですよ。
暴いていい悪であっても好き放題言うのではなく、飲食店を利用する上で重要な情報を提供すれば十分に打撃は与えられます。
店側の怠慢に関する情報が客の為になり、その為にお店が潰れるならそれは店の自業自得によって受ける宿命なのですから。
しかし、仕事以外の面でケチをつけてまで貶める必要なんてないと言うことをゆめゆめ忘れてはいけません。
ナンボ従業員や店主が外道やらネズミ講信者であっても。
[su_box title=”まとめ” style=”glass” box_color=”#000080″] 人間にケチをつけるな、仕事にケチをつけろ。それが公正な正義のレビュー執行人のあるべき姿だ。
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おわりに
【レビューする人VSされる人】悪者同士が争っていたらどう思う?
第3者から見れば「共倒れしてとっとと黙って仲良く刑務所にinでおk」です。
相手の劣悪なサービスを正したり淘汰を本気で願うなら、たくさんの第3者に味方になってもらうべきです。
「悪質ステマ企業を断罪せよ!」「偏向報道へ加担した悪を正せ!」と束になって掛かった花王など「束になっても」倒産させることが出来なかった例もある。
悪徳店舗の息の根を止めて市場の健全化を真摯に願うなら束になるなんて当たり前ですし、ルールを逸脱しないのもまた当たり前なのです。
そのためにも善良な市民という枠を超えることのないよう、ルール違反者に対して悪口レビューという鉄槌を下すように心がけたいですね。
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