ZOZOTOWN前沢社長と8時間労働

8時間労働?誰が決めた?
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前澤社長:「8時間労働って誰が決めたん?」

1919年に国際労働機関にて

ZOZOTOWNの前澤社長は他に先駆けて6時間労働を実施したことで知られています。

よっぴーさんとの対談記事の中で印象に残ったのがこの言葉。

そもそも『労働は1日8時間』なんて何を根拠に誰が決めたんですかね?

 

労働時間を短縮する意義についての解説にもなる。

そう思ったぼくは直ちに解説記事を作ることにしました。

ぼくの得意分野「歴史」の話ですからね!

 

19世紀末の英国≒現代日本

19世紀の英国:1日18時間働けますか?

時は1890年代、産業革命まっただ中。

英国は労働者の使い捨てによる弊害に下々から王族まで喘いでいました。

下々は死屍累々で疫病ラッシュ。
資本家はそのあおりをモロに受け、利益が上がらない。

当然、使い捨てられる奴隷はわずか。
という深刻な状況にありました。

長時間労働による生産向上はまやかし
歴史はすでに証明していたのです。

そこで、1日の労働時間の規制を定めた工場法が1833年にイギリスで制定されます。

世界各国でも資本家による搾取の横行が発生、動労時間の短縮が世界的ムーブメントに。

イギリスでも工場法のアップデートが重ねられ8時間労働が世界基準になりました。

1919年に第1回の国際労働機関の総会で。

学ばない日本の労働観は1833年より前で停滞

陰キャのモテ道オンステージ

1945年から変わり映えしないニッポンの価値観 長時間労働や不必要な飲みニュケーション、デスマ、休日を犠牲にしたゴルフ接…

日本は資源が少ない国のくせに2018年現在でも長時間労働万能説を支持する環境。

日本人の学習能力のなさには参りますね。

日本はうなぎと同じように搾取するだけ搾取して下々を食い潰す方針っぽい。

斎場の係員が過労によって自ら焼却炉に入りでもしない限り問題にならないでしょう。

経団連もこう言ってますからね。

日本を代表する経営者団体の一員になるのに歴史は0点でもいいようです。

[su_box title=”まとめ” style=”glass” box_color=”#000080″] 8時間労働は99年前に労働力の食い潰し防止を目的に制定された国際規格。
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8時間労働という常識

学びなき常識に盲従するだけの日本の人々。

8時間労働は99年前に「生産性を下げないため」に制定された世界規格です。

ですが、なぜか日本は生産性の低下を推奨する道へと舵を切っています。

生産向上を目的として「月に100時間ほど働かせるぞ!」と。

歴史をロクに学んでない人でも総理大臣になれることはよくわかりました。

左右関係なく、政治家先生さえ退化、もしくは停滞していることも。

時給思考に染まりきったわが国は、「ピザは野菜(米)」を笑えないほど滑稽です。

[su_box title=”マメ知識” style=”glass” box_color=”#000080″] 人間の集中力は3時間/労働時間
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おわりに

日本人はビスマルクの言葉に学べ

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

ですが、日本人の大衆は経験にさえ学べないようですね。

満員電車がもたらす害も、長時間労働の有害性も大学はおろか高校の世界史で学べる内容です。

いい大学出た議員先生や経団連の白髪頭の皆様ならわかってて当然なはずですがね。

日本人の絶滅もいよいよ現実味を帯び始めたと思わずにはいられません。

ぼくらはうなぎと同じで無能経営者が食い散らかすための餌でしかないのですから。

学ばず死ぬか、学んで抗って強くなるか。
ぼくらは今、選ぶ必要があるでしょう。

生きながらえたいのであれば。

すぽんさーどりんく


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