マナーとルールの違いと使い分け~混同・誤用に注意を~

マナーとルールの違いと使い分け~混同・誤用に注意を~

マナー違反とマナーを「守る」っておかしくね?

マナー違反って言葉に違和感

ルールとマナー、混同してませんか?

ルールとは明文化された規則。

これを破れば何らかのペナルティがある。

一方、マナーとは自主的な気配り・気遣い。

明文化されたルール以外の配慮を自主的に行うことを指します。

なので、マナーを守る・マナー違反という言い回しには強烈な違和感を感じるのです。

ルールと違って義務で「守る」ものじゃないですからね。

マナー違反という言葉を使いたいのは何故?

ルール違反を責められないけど目の前の気に入らない者を排除したい。

そういう時こそ「マナー違反」という言葉の出番だったりします。

相手を攻撃する為にあたかも隠しルールがあるように偽って他人を罵倒する手段。

日本ではこれもマナーの持つ意味に含まれます。

日本ほどマナーという言葉を攻撃的に運用してる国もそうはないのではないかと。

 

マナー違反という言葉を仮に肯定すると?

注意する側もマナーを。

ルールは守っているが、食事の場で気分を害す振舞いをする者がいたと仮定しましょう。

彼の者を吊るし上げるならいかにして始末しますか?

と聞かれればマナー違反を理由にBAN、しますよね?

BANを実行する前に、知らなければならないことがあります。

マナーとは、周囲を気遣うということ。
周囲を不快にしてしまったら自分も同類。

ですので、何の工夫もなしにBANを強行すれば自分もBAN対象です。

方法なんてすごく簡単です。

声をかけて外へ出せばいいのです。

制裁行動なんてどこでも出来ますからね。

ひと手間を惜しまないのがマナー警察のあるべき姿です。

まとめ
マナーを理由に違反を咎める者が周りを不快にした、ではあまりに格好悪い。

マナーを咎める前に

言葉もロクに使い分けできない残念な日本人

ルールとマナーが同じ意味なら2つも言葉は要りません。

使い分けられるために2つあるのですから言葉をしっかり使い分けましょう。

ルールは明文化された規則
マナーは規則ではない。

この違いくらいは把握した上で言動を選ぶべきです。

みんなが気に障るであろうクチャラーや刺し箸、握り橋、迷い箸を駆逐する場合でも。

「教える/別室で指摘/話題をふる」

くらいは選ぶ心の余裕がマナー実現の為には必要なハズですが、如何でしょう?

まとめ

マナーを指摘する場合とルール違反を咎めるのでは勝手も事情も違う。

言葉が違うのと同じで。

おわりに

言葉を知らない方が恥ずかしい

サラリーマンとビジネスマン。
役不足と役者不足

など、混同を原因とする誤用が放置されがちな言葉は山ほどあります。

「みんなが使ってるからいいか」ではあまりに残念。

、とぼくは思うのですが、如何でしょうか。

すぽんさーどりんく


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