アドバイザーとは助言者である。
アドバイザーとはアドバイスする人
というわけで、アドバイスの意味「助言」を知っておかなくては始まりません。
的確な助言を与え、クライアントをアシストする人をアドバイザーと言います。
助言とは命令でも要求でもありません。
ですので、採用されない覚悟もいるし、言ったことに対する責任も負います。
私心なくプロとして発言する覚悟なしにはできないお仕事です。
戦国時代や三国時代に活躍した軍師も英訳すればadviser。
クライアントという主君と軍師という立場の自分を忠実にロールプレイ出来なくてはならないのです。
アドバイザーは1分野につき1人
1分野に複数人いると人数-1だけの意見が無駄になります。
人数が多ければ多いほど意見を聞く為のインプット時間が間延びする。
1分野・複数人運用は実行に移す前にインプットだけで力尽きるのです。
ですので、1分野につき1人で運用するのが使う側にとって使いやすいでしょう。
もっとも、能力を上げるために先生を見極める段階は当然必要です。
しかし、アドバイザーごとに思想や価値観、目指してる物はバラバラです。
いつまでも複数人の意見を聞いていると、価値観や思想の衝突の為だけに消耗することになります。
それだけでなく、世界観の違うもの同士を無理やりひっつけるのもよろしくありません。
例えば服ってコーデで買うものなんですが、単品の良さだけで買ってしまうと不格好になります。
アドバイザー複数人運用とはそういう状態にあることを言うのです。
最良の結果が欲しいなら他分野でも服のごとき変なちぐはぐは悪影響を及ぼすことも知っておかなくてはならないのです。
[su_box title=”まとめ” style=”soft” box_color=”#000080″] これを「船頭多くして舟山のぼる」という。[/su_box]
アドバイザーはクライアントを立てる
アドバイザーは確かに自らの力量や判断に自信をもって発言する立場の者。
しかし、聞き入れてもらうための工夫まで出来ないようではアドバイザーとは言えません。
アドバイザーとは軍師であって主君ではないのです。
バカなクライアントをカモ扱いする場合でもあくまで軍師という役割の中でやるのがスジ。
自分ひとりが初歩的なアドバイスを求める段階にいるくせに複数人運用するようなクライアントでも。
そして、真摯にクライアントの成長を願わなくてはなりません。
逆を言えば職分を逸脱しない限りはどれだけ黒くなっても構わないのですがねw
[su_box title=”まとめ” style=”soft” box_color=”#000080″] アドバイザーは自らの意見を聞いてもらい、成長させるためにある。[/su_box]
おわりに
アドバイザーや師匠は多い方がいい。
そう思っていた時期がぼくにもありました。
前職の間にそれを学べたのは大きい。
いろんな人の価値観や言うことを闇雲に聞いてた時期は何の成果も出せなかった。
師事する人を絞って守破離を忠実にやると現場に行く許可を得ることができ、数字も叩けました。
結局、その会社はやめてしまいましたが、その経験はぼくにとって宝物と言えるものでした。
今、ぼくはオンラインサロンでアドバイザーをやっている。
過去の経験を総動員し、上に書いた覚悟や矜持を背負って。
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