ファストファッションとの付き合い方
ファストファッション問題の概要
新商品の発表スパンが極端に短く、生産設備のモーレツ稼働により地球環境を汚していること。
物欲を過度に刺激し、お客様のクローゼットを圧迫してゴミ屋敷問題の悪化にひと役買っている。
生産国での労働問題も深刻で、安さを支えるために時給7円労働者さえ発生しています。
低賃金は不満の温床となり、職場いじめなどが横行するなど、生産国の治安悪化にもひと役買っています。
低賃金だけではありませんが、バイトテロ問題と通じるところもありますね。
また、(そこそこ)良いもの安くならではの弊害もあります。
本当にいいものを作る職人が生存や継承を脅かされること。
技術そのものの絶滅さえ引き起こす危険もあるのです。
ファストファッションと廃棄問題
消費は美徳といわれた高度経済成長期よろしく、大量消費、生産、廃棄という現象が起こってます。
日本人は1人10kgの服を買い、9kgを廃棄。
欧米だと規模は2~3倍に膨らみます。
安く売ったら誰でも売れるとはまさにこのこと。
ですが、その闇の部分も推して知るべきでしょう。
1人の経営者、いち企業の利益のためだけに地球環境は21世紀となった今日も犠牲となっています。
もちろん、多くの人もね。
さらに日本では廃棄された服の9割は焼却処分され、Co2増加をアシスト。
ただ、ファストファッション企業もそんな流れを受け、問題解決に向けて動き出しました。
[su_box title=”まとめ” style=”soft” box_color=”#000080″] すぐ捨てるなら買うな。 金ドブだけではすまへんで?[/su_box]
ファストファッション企業の取り組み
ユニクロはCSRとして自社商品のリユース・リサイクルを推進。
H&Mも古着の回収を行っています。
このように、販売業者も頑張っています!
成果の方も月間100万点の回収をユニクロは達成してます。
ファストファッションも買取対応してる業者さんもあります。
製造から5年以内なら買取対応してるなんて言う自由度の高いところもありますぞ!
いい男はエジカルファッションを主軸に
エジカルとは倫理的な、という意味。
いいものを適正価格で買いましょうということです。
例えばウォッシュ加工技術が光るKUROのデニム。
例えば細やかな気配りが映えるヤコブ・コーエン。
こだわらないと残念なデニムなどはこういうものを採用したいものですね。
手を抜けるPコートや冬物のインナーなどはファストファッションで、とか。
いいものも守りつつ共存を考えたいですね。
不買すればいいわけじゃない
一部の人が頑張っても低賃金問題って日本をもむしばんでるじゃないですか?
ファストファッションでないと服が買えない層もあるんです。
なくなるとなくなるで社会は病むんですよね。
あとは流行遅れになると、ナンボ良い素材を使おうと服って捨てられるんですよね。
定番アイテムで構成するとかの教育の方が効くんです。
ファッションのコーデ教育はこれから必要になることは間違いないでしょう。
ファストファッションとの向き合い方
ファストファッションの出現はアパレル業界に大きな変化を与えました。
大量生産・販売・消費・廃棄という色んな意味でバブリーな状況に。
消費者としては光の部分も闇の部分もちゃんと理解した方がいい。
服に限らず、物を大切にするって習慣。
無駄な買い物をしないという習慣。
人として大切にしたい価値観を守るために必要な理解です。
買い過ぎでクローゼットを傷め、床面積を圧迫するような愚。
大量焼却してCo2排出を増す愚。
これらを防げる知性も良い男の条件だと心得ましょう!
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