ラノベは原作派なアニオタ（守銭奴）
てーとくです
19年秋アニメの推しは「慎重勇者」と「のうきん」
あまりに面白すぎて、どちらも原作小説までチェックしてしまいました。
もちろんここでは
「執筆時点のアニメ放映分」
以上のネタバレはしません。
作品を味わって日常に重ねてみると
思うところが多かったのが「慎重勇者」
「もし奴が～だったらこんなことにはならなかったのに」
「もしあの時しっかり準備しておけば・・・」
「もし、あの時点でここまで見ておけば・・・」
そんな後悔をたくさんしてる人ほど慎重勇者から得るものが多い。
特に、
「仕事でこのような後悔をしたくない」
という人のために
断言さえできるエビデンスを揃えました。
[outline]
慎重勇者を味わう方法【リスト】
慎重勇者は仕事に使える？
使える知恵がたくさん詰まってるし
ストレスを発散させるのにも適。
仕事をする人も進んで味わう価値のある作品です。
笑いと知恵と作品としての面白さ。
すべてにおいてかなりレベルが高い。
アニメを見終わる頃には
小説なりコミカライズ版なりに
手を出してもおかしくない名作です。
慎重勇者と準備
鎧を3つ貰おう。
着る用/スペア／スペアのスペア
鎧を買う場合、
着る用、スペア、スペアのスペア。
聖水なら1000本。
初めての洞窟と聞けば松明を500本。
これが慎重勇者の「準備の仕方」で、
この手のネタのバリエーションが
豊か過ぎるのが
本作の見所でもあります。
- 剣が効かない場合は？
- 戦闘中に剣が折れたら？
- 敵に剣を取られたら？
- 戦闘中に剣が溶けたら？
- 戦闘中に錆びたら？
- 戦闘中に虫に食われたら？
＝残るは己の拳のみ
というわけで道具だけでなく
スキル面も抜かりはない。
リスタルテがどれだけヘマしても
「ガナビーオーケー」くらいは言える
余計なミスで気色ばんだり混乱することがなくなりそうですね。
堪え性やら周囲の批判への対応が
かなり要求されますが。
慎重勇者と逆算思考
ここを正確に語り尽くそうとすれば
ネタバレ不可避なので
ここでは物語の内容には触れません。
けど、小説版をご覧いただければ
「なるほど」と言って頂けること
請け合いです。
「世界救済」というゴールへの最短距離をトラブルなく進む
という強い目的にトコトン素直なのが慎重勇者のやり方だったりします。
勘のいい人はアニメ放映分だけでもお気付きかと思いますが。
ゴールを設定し、
計画を立て、
トラブル対処も完了。
会社単位でこれらが出来てない
それが日本の停滞を招いているように
ぼくには思えてしまいますね。
慎重勇者を視聴していると特に。
慎重勇者とマクロな視点
「俺が死んだらあの町が滅ぶ」
慎重勇者は冷徹な判断を躊躇なく下す。
少女が絶叫しようと
罪なき民の首がちょん切られようと
リスタルテが喚こうと
慎重勇者は整いきるまで頑として準備をやめない。
この手のネタもすごく多く、
いいシリアス演出になっている。
この素養は
ビジネスシーンから家庭まで
日本人の多くが欠いています。
信用だの確実だの言って
ミスを許さない割に
ヒューマンエラーの種をばらまく。
慎重勇者は軽率な横やりに耳を貸さず
常に最終目的から逆算し、
信用できる確実をもって
事に当たっています。
我々が見習わなくてはならない点を
彼はたくさん持っているのです。
慎重勇者と人材運用
「超いらん」
慎重勇者は仲間に告げる。
実力がお眼鏡に敵わないなら
躊躇なくただのお荷物として見做す。
ただ、マッシュが根性を見せると「荷物持ち」に格上げする。
慎重勇者は信用をとても大事にする。
自分の得た情報に基づいた役割を振る。
マッシュや剣神に対しての接し方にそれがよく表れています。
目的遂行に値しない役割は振らず、
邪魔にならない範囲で責任を割り振る。
慎重すぎる気はするものの、
正しい人材運用が出来る
人物と言えましょう。
慎重勇者と決断力
慎重勇者は慎重だからと言って
決断できないわけじゃない。
むしろ逆で、
強者に教えを乞う場合などは
覚悟をもって瞬時に判断し、
必要と判断すれば
喧嘩すら売りに行く。
リスタルテなどから見て煮え切らないように映っているシーンでは、
頑として譲らないことを
リスタルテたちがイラつく前から
すでに決断している
決断が鈍るシーンは
剣神に特訓を受ける（最終的には逆転）時くらい。
※ゲアブランデ編の末尾あたりから煮え切らない場面は名場面への伏線になっていきます
取るべきリスクはしっかりと、しかも迅速に取る人物。
我々が見習わなくてはならないところは大いにあるはずです。
仕事も慎重にやろう
「あらゆる状況を想定して策を打つ」
どうしてお前はわざわざ大声でそんな普通のことを言ったのだ？
「慎重勇者」の中でも屈指の名言。
どうやら想定が甘い人だらけなのは日本も異世界も同じのようです。
甘い想定が崩れ去り、混乱と共に狼狽するところまで。
最終目的から逆算し
必要な物はリスクも恐れず迅速に揃え
確実な戦果を最速で手にする。
その為の努力と準備を徹底的に惜しまない。
ぼくらが日々、
他人や自分を使って
勉学や労働をこなしていく中で
何人の人がここまでできているだろうか？
面白いだけではなく、
日々の生き方にまで反省を促してくれる
名作だとぼくは思います。
慎重勇者を楽しむ【アニメ・小説】
アニメを3話ほど見たら小説版「慎重勇者」をオススメしたい。
アニメでは描写しきれない部分が詳細に描かれ
アニメより先の内容がすでに公開されています。
小説を読むならオフライン対応も備えたKindke版がオススメです。
紙の本だと
濡れてしまうかもしれないし
子供に落書きされるかもしれない。
無くしてしまうかもしれないし
間違って焼かれたり売られてしまうかもしれない。
虫に食われるかもしれないし
停電中の夜に読みたくなるかもしれない。
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